Magic of the Dream

未来を担う子どもたちの夢と希望を応援する「Magic of the Dream」

私たちジブラルタ生命は「Magic of the Dream」という名称のもと、未来を担う子どもたちの夢や希望を応援する活動に積極的に取り組んでいます。その根底には、子どもたちの「夢を叶える力」を育む、感動や驚きの体験をプレゼントし、「希望にあふれる未来」への架け橋になりたい、との想いが込められています。各活動には、全国各地の社員がボランティアスタッフとして積極的に関わりながら、子どもたちにエールをおくっています。

得て不得手は関係ない!『走る』楽しさを感じて欲しい ジブラルタ生命特別協賛ドリーム・スクール・キャラバン
『走力up!教室』講師 荒川 優(あらかわ ゆう)氏 インタビュー

荒川 優(あらかわ ゆう)氏
(株式会社 スポーツクラウド代表取締役社長)

元陸上競技選手・専門は短距離走。2010年NZオタゴオープン大会100m銀メダリスト。1989年福井県出身、筑波大学を卒業後、一橋大学大学院経営修士(MBA取得)。2014年からプロスプリントコーチとして全国で活躍している。

みんな、速くなれる!

『走ること』を通じて、自分で考えてチャレンジする楽しさを伝える『走力up!教室』。
荒川さんが子どもたちを指導するにあたって意識していることは二つ。自分の『走り』を見せることと細やかな声がけだ。
 
まず自身の圧倒的な速さを見せ、「かっこいい、あんな風に走ってみたい」「どうすれば自分も速くなれるのかな」と心をグッとひきつける。次に「速くなったね。すごいよ!」「いい腕の振り方だね」と一人ひとりに声をかけて「できるんだ、速くなれるんだ」と自信を持てるように心を配る。
 
「心に揺さぶりをかけて、90分間のショーを作りあげるようなイメージです」
 
90分間の教室で子どもたちはエネルギー溢れる『走り』のショーを体感し速く走るコツを学び取る。プログラムの最初と最後にタイムを計測することでその変化に驚き、「速くなった!」と実感する。
 
「僕は走ることが大嫌いでした。先生に教わって僕も速くなれるんだって思いました。今まで諦めていたけどがんばってみようと思います」。走ることに自信のなかった子どもが、生き生きとした表情で荒川さんに喜びを報告する。
 
『走り』のお兄さんは、子どもたちに自信と笑顔をもたらしている。

『走る』ことは楽しいこと、『走る』ことは考えること

『走り』のプロである荒川さんだが、小学生の頃は走るのが遅く、いつも劣等感を抱いていたという。そんな荒川さんを世界の舞台で活躍する走者へと成長させたのは、タイプの異なる二人の恩師との出会い。
 
友人から誘われて入った中学の陸上部の顧問が『走る』ことを好きになるキッカケをくれた。
 
「先生は、陸上を好きになること、競技に向き合う気持ちを育んでくれました。走るだけでなく投げる、跳ぶなどさまざまな要素を取り入れた練習は、楽しくて自然と運動の基礎能力が高まり気づけば走ることが大好きになっていました」
 
好きこそものの上手なれ。一つひとつの練習を楽しんでコツをつかめば、体が動く。純粋に『走ることが楽しい!走りたい』と思えるようになったと荒川さんは語る。
 
「高校時代の恩師は、『しっかり考えてやってみなさい』という方でした。自身で考えて実践する。たとえ失敗しても自身で考えて乗り越えていきなさいと。不思議なもので誰かに言われた通りにやっていた時は、少しスランプに陥っただけで『本当にこれで速くなるのか?』と不安にかられていたのですが、自分で考えて練習メニューも全て自分で作り上げて取り組むようになってからは、どんな状況におかれても納得がいくようになったんです。好きなことを考えて得た結果は、何にも変えがたい喜びと自信を私にくれました」

選択、それでも走りたい

全てが順風満帆に運んだわけではない。高校2年生時、競技中の事故で腰を分離骨折する。「走りたい、自分はもっといける」。可能性を信じ歩み始めた矢先の事故だった。
 
医師からは「完治は難しいでしょう。ごまかしながら競技を続けることもできますが、将来歩けなくなるリスクもあります。それでも競技を続けますか?」と厳しい言葉を告げられる。4カ月に及ぶ療養生活。『走る』ことから全く離れた末に出した答えは、
 
「続けさせてください」。荒川さんは、競技を続ける道を選択する。
 
「辛かったです。両親や心配している人たちの気持ちを無下にしているんじゃないか?これでよかったのだろうか? 考え続けて、それでも『走りたい』という想いは変わりませんでした」
 
その後、リハビリと練習を重ね、筑波大学在学時には短距離のエースとして活躍。2010年にはニュージーランドオタゴオープンで銀メダリストとなる。
 
「辛い思いをして自分の想いを再認識できたからこそ、今のわたしがあります。たとえ明日、走れなくなったとしても後悔しないように1日1日を大切に陸上と向き合っています」

これから出会う君たちへ

自身が劣等感を持ち挫折を知っているから「できない」気持ちが良く分かると荒川さんはいう。
 
「皆さんにも経験があると思いますが、人はできない時に才能がないからだと諦めてしまいがちです。わたしも小さい頃から脚光を浴びているような優秀な選手と比較しては、自分には才能がない。だから努力をするしかないんだと思っていました。大学時代、コーチから『君には才能がある。伸びそうだ』と言ってもらえたんです。うれしかったですね。才能と努力は、全く別のものだと考えていましたが、才能は努力で作ることができるんだと心が軽くなりました」
 
だからこそ、子どもたちには『才能がないこと』を言い訳に、諦めるのではなく『やればできる』と実感して欲しいと荒川さん。
 
「走ることが得意か苦手かは一旦忘れて、教室に参加すれば特別なものが得られる。本気でやれば自分も速くなれるんだと期待して来て欲しい。その子の考えが変われば、そこがゴール。将来、活躍するようになった子どもたちが、『あの時の受けた指導で自分が変わって、今につながっているんです』と言ってくれればうれしいですね」
 
子どもたちが、未来へ向けて走り抜けていく。


『走力up!教室』紹介VTRも併せてご覧ください。
URL:http://www.gib-life.co.jp/st/about/kouken/kodomo/dream/sprint/movie_01.html