2020年入社 商品数理チーム
片山 博樹
*掲載内容は取材当時のものです。
大学の数学科で測度論を学び、4年次からアクチュアリーの勉強にも取り組みました。アクチュアリー職を目指したのは、得意な数学を活かせることと、資格試験をがんばればキャリアアップが可能だと聞いたからです。
当社を志望した理由は3つあります。ひとつは再保険や米国会計数理など、アクチュアリーとしての活躍の場が他社より多いと感じたためです。次に外資系企業らしく資格試験の取得状況により、明確にキャリアアップが示されていたからです。最後に他社から転職して満足している人が多く在籍していると聞き、安心して入社を決めました。
商品数理チームに所属し、保険商品の開発や商品改定における数理的な部分を担当しています。いわゆるプライシングといわれる保険料率の設定から、生命保険を新たにつくったり内容を変更する際に必要となる監督官庁の認可取得のための金融庁との折衝、そして利率変動型商品の利率設定業務など、保険商品の開発にかかわる数値全般について幅広く扱う仕事です。
保険の商品開発は商品数理チームだけで行うものではなく、他チームと協力して進めることがとても大切になります。各チームからの要望に対して実現可能性を考え、コミュニケーションを取りながら商品設計をしていくからです。アクチュアリーには根拠をもって簡潔に説明する力が求められるのですが、商品数理チームでの仕事を通じてとくに説明力の必要性を実感しています。
日々の仕事で心がけていることが2つあります。まず、商品数理チームでの業務は保険商品の開発にかかわる数値全般であり、大小幅広い業務への対応が求められます。それぞれの業務で締め切りが違うため、優先度を意識して仕事をするよう心がけています。
そして、保険数理に基づいた難しい内容の仕事もあり、ずっと同じ仕事を続けていると行き詰まることがよくあります。とくに在宅勤務では一人で黙々と作業することで頭が働かなくなることも。適度な気分転換をしたり、他の作業をしたりして作業効率が悪くならないよう工夫しています。
7月~12月はアクチュアリー試験の受験に備えて勉強をしています。土日は長時間の学習時間がとれるので、土日にどれだけ勉強するかが大事だと考えています。1月~6月は試験勉強のことは気にせず遊ぼうと決めています。趣味のオンラインゲームをしたり、大学のサークルで明け暮れたテニスを楽しんだり、大いに気分転換になっています。