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アクチュアリー職

  • JOB STORY

未来を語る

将来のさまざまな不確実性に立ち向かう。
それがアクチュアリーの醍醐味。

2016年入社 米国会計数理チーム
勢見 賢人

これまでの歩み

学生の頃から得意な数学の力を活かして社会に貢献したいと考えていた勢見。数学的な考え方を応用できる職業は数多くあるが、そのなかでも実社会に貢献できることを強く感じた「アクチュアリー」という仕事に、特に魅力を感じてジブラルタ生命の門をたたいた。

数十年先の未来を予測する、
数理的にチャレンジングな仕事。

確率論や統計論などの数理的手法を使って、将来のリスクや不確実性の分析を行う仕事がアクチュアリーです。
アクチュアリーが活躍できるフィールドはさまざまな分野にあります。
有資格者の多くが生命保険会社や損害保険会社、信託銀行などで保険や年金の料率設定をはじめ、商品開発などの業務を行っています。

たとえば生命保険の分野では、保険期間が数十年と長期にわたるのが特徴です。
そのため、生命保険業界のアクチュアリーは、将来の死亡率や金利、為替など、さまざまな不確実性に立ち向かう必要があります。
私はこの数理的にチャレンジングなところに魅力を感じてジブラルタ生命のアクチュアリーを志望しました。

当社は米国を拠点とするプルデンシャル・ファイナンシャルの一員であるため、日本の会計基準(JGAAP)のほか、米国の会計基準(USGAAP)にもとづく決算も行っています。私が所属する米国会計数理チームは、数理モデルを用いて米国会計基準の保険負債を計算し、社内外の関係者に報告するのがミッションです。

私が担当しているのは、スタッフが行った計算結果のレビューや、数理モデルの高度化に関する検討、チーム内外の関係者への説明など。最近では米国の保険会計上のルール改正があったため、新ルールにもとづく具体的な計算・分析手法を検討して、親会社であるプルデンシャル・ホールディング・オブ・ジャパンに提案、説明することが多いですね。

深い議論を重ねて確立した手法が
長期にわたり人の役に立つ。

私の仕事には大きく2つの責務があります。
そのひとつ、お客さまに対する責務は、生命保険会社が保険契約者のみなさまに確実な保険金支払いを通じて安心をお届けできるようにすること。
すなわち、私たちアクチュアリーが適切に決算業務を行い、将来の支払いに備えた負債額を適切に把握することがとても重要となります。

もうひとつ、投資家に対する責務は、当社のビジネスが占める存在感の大きさを常に感じながら仕事をすること。
プルデンシャル・ファイナンシャルという世界的な金融機関の一員であるからこそ、私たちが行った決算結果が世界中の投資家に影響を与えているのです。
影響力のある仕事を私自身の数理的な能力をフルに発揮してやり遂げ、世界の多くの人たちに貢献できたとき、大きなやりがいを感じます。

最近のエピソードをひとつ紹介します。
米国の保険会計上のルールに大きな改正があり、新たなルールに準拠した計算手法や分析手法を検討する必要がありました。
その中のいくつかの論点について、私が当社グループの国内検討チームでリーダーを担当することになったのです。

数理的に難解な理論を理解し、プルデンシャル生命やPGF生命のアクチュアリーとも深い議論を重ねながら手法を確立していきました。
ここで生み出した成果がこれから長い期間にわたって活用され、世界中で多くの人たちの役に立っていく。
それを考えると、アクチュアリー業務には底知れない魅力と醍醐味があると思っています。

世の中に新たな知見をもたらす、
社会に貢献できるアクチュアリーに。

私が仕事をするうえで日頃から大切にしていることは、分かりやすく相手に伝えることです。
アクチュアリーは数理モデルを用いて数多くの難解な計算を行うのですが、扱う数理モデルの背景には必ず実世界の現象があります。
得られた計算結果を関係者に対して分かりやすい言葉で説明することで、実世界と数理モデルをつなぐ「架け橋」の役目を果たすことができる。
それがアクチュアリーの大事な役割のひとつだと考えています。
当社が保有する商品には長い歴史と多様性があるため、決算業務はかなり難解です。
この環境でもひとつひとつの事象の本質を理解し、相手に分かりやすく説明できるよう意識することを大切にしています。
その先にアクチュアリーとしての役目を果たすことはもちろん、大きな成長が待っているからです。

私には「世の中に新たな知見をもたらせるアクチュアリー」になりたい、という夢があります。
いま世界は急速に技術が発展し、ひと昔前では不可能だった分析を数多く実現することができるようになりました。
これらを活用することで得られる情報のなかには、きっとまだ世界のアクチュアリーたちが発見できていないこと、保険数理に関する興味深い事象が隠れていると思っています。

当社には豊富なデータが蓄積しています。
当社において、決算分析に関する技術やデータ分析に関する技術を継続的に学び続ければ、その隠れた事象を見つけ出せるチャンスがあると考えています。