安心のライフプラン・コンサルタント
特別対談

プルデンシャル・グループのグローバルキャンペーン
「This is My Climb:これが私の挑戦」に出演された、
オリンピック銅メダリストの野口啓代さんと、ライフプラン・コンサルタントの山本美穗。
それぞれの分野で挑戦を続けてきた二人の対談をお届けします。
人生の転機となった挑戦や、その原動力でもある家族への想い、今後の夢とは。
※2024年5月収録

楽しいから続けるうちに
世界一になり、プロの道へ
山本/私はスポーツが好きで、東京オリンピックでの雄姿も拝見していましたので、お会いできることを楽しみにしてきました。よろしくお願いします。
野口/光栄です。ありがとうございます。
山本/私はジブラルタ生命に入社して、今年でちょうど20年になります。野口さんはクライミングを始めて24年になるそうですが、初めからプロを目指していたのですか?
野口/いいえ、当時は日本人で、ましてや女性で、世界の舞台で活躍する人はいませんでしたから、自分が日本代表として世界に挑戦したり、プロを目指したりするとは思ってもいませんでした。とにかくクライミングが楽しくて、続けていたという感じです。ターニングポイントは16歳のとき、初めて出場した世界選手権で3位になり、「もっとトレーニングを積んだら世界一になれるかもしれない」「もっと上を目指したい」と目標を持つようになったんです。そして、19歳のときにワールドカップで優勝できたことで心が決まり、プロになる道を選びました。

気持ちを切り替えるではなく
成功させて上書きする
山本/長いキャリアの中で、うまくいかずに悩んだこともあったと思います。そんなときはどのように気持ちを切り替え、乗り越えられたのですか?
野口/私の場合は、気持ちを「切り替える」というよりも、「上書き」の方が近いかもしれません。「切り替える」というと、失敗をいったん忘れて、次に進もうとする印象があるのですが、失敗を失敗したままにしておくわけにはいきません。それを真摯に受け止め、とことん向き合って克服する。そして、次は絶対同じ失敗をしない。成功して「上書き」することで、次のステージに進めるんです。
山本/すごく納得できます。私も似た考えを持っていて、苦手なことも逃げずに一度はトライしてみます。自分が苦手だと思っていても、やってみると案外うまくいったということもありますよね。もちろん失敗するときもあります。そのときは何が悪いのかとことん考えて、原因を追求します。そうして挑み続けることで、少しずつ自信がつき、そこでまた成長できると感じています。

野口/自分自身をよく知ることも大切だなと思いますね。私は大会に出場するたびに、自分の長所や課題に気付かされます。結果が良くても悪くても、振り返って、反省し、次に向けて改善する。大会が自分と向き合うきっかけになりました。
山本/私も常に自分を見つめ直しています。20年間、毎日お客さまとのやり取りやお言葉をノートに書き留めて、その日の自分の言動を振り返っています。
野口/20年間ずっと! それはすごいですね。
山本/時々見返すのですが、そのたびに新たな気付きがあるんです。常に自分を見つめ直し、お客さまに気持ちよく「ありがとう」と言っていただくにはどうしたらいいんだろうと考え、行動する。その積み重ねが一番、自分の成長につながっていると感じています。
最初で最後のオリンピックへの挑戦
悔しさと、安堵感と、感謝
山本/たくさん挑戦されてきたと思いますが、人生において転機になった挑戦を教えてください。
野口/やはり東京オリンピックですね。スポーツクライミングが正式種目になって初めての大会であり、日本での開催。そこで現役を引退すると決めていたので、私にとっては最初で最後のオリンピックです。全精力を注ぎ込みました。結果は銅メダル。金メダルを目指していたのでもちろん悔しさはありましたが、「これで解放される。やっと次のステージに進める」という安堵の気持ちが大きかったですね。
山本/解放されて「休める」ではなく、「次のステージに進める」と思うところがチャレンジングで素敵ですね! そこで挑戦した先に見えたもの、得られたものは何だったのでしょうか。
野口/絶対にあきらめないという強い気持ち、サポートしてくれるスタッフや家族への感謝の想い、ライバルたちとリスペクトし合いながら切磋琢磨する人間関係など、それはもう数え切れません。

茨城県龍ケ崎市出身。実家の敷地内に「父がクライミングの壁を建て、成長とともに増改築してくれました。私のクライミング人生を一番支えてくれたのは父です」。

茨城県龍ケ崎市出身。実家の敷地内に「父がクライミングの壁を建て、成長とともに増改築してくれました。私のクライミング人生を一番支えてくれたのは父です」。
保険の担当者としてお客さまの人生に寄り添う
野口/山本さんの「挑戦」も聞かせてください。
山本/いくつかありますが、一つは29歳で起業し、洋服店のオーナーになったことですね。無我夢中で17年間続け、苦労もありましたが、接客の楽しさ、人を思いやることの大切さなどたくさんのことを学びました。その経験があったからこそ、保険のことは何も知らない素人だった私が、ジブラルタ生命で今日までやってこられたのだと思います。
野口/洋服店から保険会社へ、全く違う分野への転職ですが、きっかけは何だったのですか?
山本/洋服店への思い入れはあったのですが、家庭の事情で閉店せざるを得なくなったんです。ちょうどその頃、知り合いを通して所長から声を掛けていただきました。それまで私が抱いていた「保険」という仕事のイメージとは全く違い、お客さまの話をきちんと伺ってお一人おひとりに合わせたオーダーメイドの商品をご提案し、アフターフォローを大切にする。その姿勢に感銘を受けて、入社を決めました。これも「挑戦」の一つですね。
野口/それから20年、どんなことを心がけて仕事をされていますか?
山本/当社のライフプラン・コンサルタントは、お客さまに何かあったときにも経済的な不安や負担なく、安心して人生を歩むお手伝いをさせていただく存在です。担当者として長きにわたって寄り添い、困ったときにはすぐ対応し、解決のお手伝いをする。家族にはなれなくても、お客さまを家族と思って対応するよう心がけています。
野口/山本さんのような方が担当だと心強いですね。アスリートは会社勤めの方と違って手厚い保障がありませんので、私は万一に備えてしっかり保険に入るようにしています。でも、一度入ってずっとそのままという保険が多くて、結婚して、子どももいる今の私に合った保障内容なのか疑問に思うことがあります。
山本/人生は変化しますから、保険もライフステージに合わせて見直しが必要です。その方に合った保障がしっかりあれば、何かに挑戦するときも、不安なく挑めますし、ご本人だけでなく、ご家族の挑戦も支えることができます。昨年と今年で3件、死亡保険金をお届けしたのですが、いずれもご遺族の方の生活を支えるのに十分な額をお届けでき、ご遺族からは「この保険金のおかげで、私たち家族はこれまでどおりの生活が送れています。」と言っていただきました。私は、加入いただく保障額が、残されたご家族の生活や夢の実現を考えたときに不足しているのであれば、「これだけは必要です」ときちんとお伝えします。担当者としてそこは決して妥協しません。それがお客さまをお守りすることになると信じています。
人生を支えてくれた
家族への感謝の気持ち
野口/ジブラルタ生命の企業理念は「人間愛・家族愛」なんですね。私も家族には心から感謝しています。私がクライミングと出会い、ここまで続けることができたのは父のおかげですし、ケガなく戦い続けることができたのは母がバランスのよい食事を作り続けてくれたおかげです。自分が子どもを育てるようになって改めて、母の偉大さを実感しています。そして、家族が増えた今、夫と子どもも人生の支えです。夫はまだ現役でパリオリンピック出場が決まっています。サポートする立場として夢を共有し、一緒に挑戦させてもらっていることにも感謝しています。
山本/素敵なご家族ですね。私も家族に支えられてきました。母はとても気丈で、いつも自分のことは後回し、人のために行動する人でした。そんな母がいたからこそ、人生曲がらずに歩んで来られました。そして、いつも励ましてくれる優しい夫に、もうすぐ2歳になる孫娘。孫の可愛さは見ていてたまらないですね。この子のために頑張ろうと思える、希望の光です。

担当するお客さまは約800人。誕生日には必ず、お祝いカードと手作りのハンカチをプレゼント。お客さまの顔を思い浮かべながら、似合う柄を選ぶのも好きな時間だとか。

担当するお客さまは約800人。誕生日には必ず、お祝いカードと手作りのハンカチをプレゼント。お客さまの顔を思い浮かべながら、似合う柄を選ぶのも好きな時間だとか。
成長し続けるために
今後も挑戦は続く
山本/最後に、今後挑戦したいことを聞かせてください。
野口/プロとして、現役時代の自分を超えたいと思っています。いくつになっても成長し続けたいですし、成長できる。そう思ってトレーニングに励んでいます。また、クライミングを普及する立場として、もっと人気のあるスポーツにしたいですし、世界に誇れるクライミングジムを地元に建てる夢も叶えたいですね。
山本/野口さんならきっと実現されるでしょう。私はできる限り健康でいて、「担当でいてくれてありがとう」と言ってくださるお客さまをずっと見守っていきたい。そして、将来私が引退するときが来ても、お客さまを自分の家族のように考えてサポートできる後継者をしっかり育てたいですね。後継者育成というのは、自分の活動のクオリティを上げることよりも、ある意味難しい挑戦だと思っています。あと、プライベートでは何かスポーツも。
野口/ぜひクライミングを。70歳を過ぎてから始められる方もいるんですよ。
山本/それはすごい。考えるスポーツなので脳トレにもなるかもしれないですね。前向きに検討します(笑)。今日はどうもありがとうございました。