保険に込められた想い

真理子　慎太郎　萌衣子へ
この手紙を読む時はみんな何歳なんだろうね。慎太郎は本当に警察官になってるのかな～？萌衣子は赤ちゃんが生まれてたりして、それってお父さんの孫になるのかすごいな～。2人には小さい時からいつもお父さん仕事で家に居なかったから、さびしい思いを沢山させてごめんね。でも2人は生まれた時からずっとお父さんの宝物でした。真理は何歳かな～おばあちゃんになってたりして。小学生の時から友達で23才で結婚して、楽しみよりも苦労の方が多かったと思うけど、真理がいつも側にいてくれたおかげで色々な困難をのりこえれたよ。感謝しきれないけど本当にありがとう。真理と結婚できて本当に幸せでした。慎太郎、萌衣子お母さんを頼んだよ。3人で力を合わせてがんばれ～！！お父さんは空からいつも見ているからね。

歩　拓海　奏へ
お父さんは大切なみんなの為に生命保険に入りました。拓海、奏、甘ったれの二人だけど、強く、やさしい自立した男になってお母さんをしっかり支えていって下さい。歩、いつもありがとう。これからも芯のある輝いている女性であり続けて下さい。いつでもみんなの幸せを祈っています。

このお手紙を読んでいる時、どんな顔をしているかな？あなたは、たくさんの人に愛されて育っているよ。パパ、お兄ちゃん、山形のおじいちゃん、おばあちゃん、東京のおじいちゃん、おばあちゃん。みんなあなたを大切に思っています。だから、何歳になっても感謝の気持ちを忘れず、安心して幸せになって下さい。家族みんなで一緒にご飯を食べられること、「おはよう」「おやすみ」「いってらっしゃい」「おかえり」と声を掛け合うことができる毎日を大切にして下さい。この前、お誕生日にプレゼントしてくれたハンカチ、うれしかったよ。

大好きな典計様 幸子様
理屈っぽいけど、仕事に真面目で娘に甘いお父さん。ぽけっとして、めちゃくちゃ天然だけど、いざというときは頼りになる母さん。この家族に生まれて育って、本当に良かった。感謝してます。「母さん、服ボロボロやで」って学生のときいつも言ってた。自分たちのことは後まわしで、うちら3人にお金使ってくれてたんやって、気付いたのは社会人になってからでした。親孝行、全然足りてないのが心残りやけど、最後の親孝行の保険です。今まで我慢してくれたぶん、自分たちのために使ってね。最後に、生んでくれて本当にありがとう。いちえ