安心のライフプラン・コンサルタント
~保険が希望になる瞬間~
山本 美穗
保険だから込められる家族への最後のメッセージ
「私自身、この仕事に就く以前、保険は付き合いで入るものだと思っていました」と、懐かしそうに語るライフプラン・コンサルタントの山本美穗。敬愛するお客さまとの出会いがきっかけで、保険と保障に対する考え方が一変。保障の理由と根拠を伝えることを強く意識するようになったと言います。
中四国営業本部
エグゼクティブ・
ライフプラン・コンサルタント
プロフィール
島根県生まれ。婦人服店の経営などを経て、2004年、ジブラルタ生命入社。趣味はスポーツ、音楽鑑賞など。最近は溺愛する孫と週末に会うことが楽しみ。お客さまと一緒にランチをしたり、カフェめぐりをしたりといった交流も大切にしている。
子ども3人の将来と夫のため、最善の保険を探したい
母の介護をきっかけにライフプラン・コンサルタントになった私が島根県内で働くMさんに出会ったのは、2006年のことでした。毎日忙しいはずなのに昼休みのウォーキングを欠かさないなど、とにかく自己管理ができている方というのが初対面の印象です。とても笑顔が素敵で、いつも私のことを気にかけてくださる優しい雰囲気の女性でした。
当時、Mさんには小中学生のお子さまが3人いらっしゃったので、「子どもたちが社会に出るまで家族が困らないようにしたい」と、新たに保険を検討されていました。保険のことは後回しにする方も多いので、真剣に家族の将来を考える姿勢に深く感動したことを覚えています。
Mさんは他社の保険にも入られていたのですが、何度か面談を重ねてご提案したところ、ジブラルタ生命の保険にもご加入いただくことになりました。その後、Mさんとは一緒に食事をしたり、ご自宅にお伺いしたり、公私ともに仲良くさせていただきました。仕事や家庭もある中でボランティア活動にも積極的に参加するなど、本当に尊敬できる方で私もたいへん影響を受けました。
たった1年で体調が激変。託された家族への思い
ご契約いただいてから5年目、突然「人間ドックでがんが見つかった」とMさんから連絡がありました。その後、がんの転移も発覚してしまい、すぐに闘病生活に入られました。目に見えて弱ってきているのにもかかわらず、Mさんはとても前向きでした。お見舞いに伺うと「山本さんにしっかり保障を考えてもらっているから、私は安心よ」という言葉をいただき、逆に励まされているような気分になりました。車椅子状態になってもボランティア活動に参加していると聞いて、本当にすごい人だなと感銘を受けました。
そして1年半ほど経ったある日、ご主人からMさんが亡くなったと連絡をいただきました。本当にショックで、その日は家にこもってずっと泣いていました。必ず回復されると信じていたので・・・。
葬儀ではご主人にご挨拶だけさせていただき、ご家族が落ち着いた頃にあらためてご自宅を訪問しました。最後までボランティアをはじめ、人のために生きるという信念を貫いたMさんが"家族に残した想い"、それを直接伝えなくてはいけないと思いました。Mさんの残した保険には「とにかく子どもたちが希望通りの進路に進めて、社会人になるまで安心できる保障」、そして「自分に万が一のことがあったときに夫に迷惑をかけないためのきちんとした保険」という想いが込められているという話をしました。
ご主人は初めて聞く話だったようで、Mさんの家族への愛情に目を赤くされていました。「そんなに僕たちのことを想ってくれていたんですね・・・」と、実直そうなご主人が涙をこらえていた姿は、目に焼き付いています。保険に入った理由は家族でもなかなか伝えないものです。近しい家族だからこそ、言えないのかもしれません。
一期一会の出会いでも、最善のプランを届けたい
ご主人もMさんが保険に入ったことは知っていても、内容やそこに込められた想いはご存じありませんでした。私がいなければ、Mさんがどんな気持ちで保険に入ったかご家族にまったく届けられなかったわけです。このことがきっかけで「自分は本当に重要な役目を担っている」と、ライフプラン・コンサルタントとしての責任の重さをあらためて実感しました。
以後、保障には理由と根拠を大切にするようになりました。どのような想いで保険にご加入されるかを最初に聞いておかないと、単にお金を届けるだけで終わってしまいます。そして、その想いに応えられる根拠ある保障内容をご提案できないといけません。それらを考え抜き、本当に役に立つ保障をお届けしたいと、こだわりが強くなったと感じています。
お客さまとの出会いは一期一会。保障内容に興味がない方にも「どうすれば保障の大切さを伝えていけるか」を常に考えています。一つひとつの出会いを大切にし、お客さまそれぞれの状況に対して後悔のない最善なプランをお届けしたいと思っています。
あれから数年、Mさんのご主人からは毎年年賀状で、ご家族の近況をお知らせいただいています。一番上のお子さまは希望の大学に入学し、先日無事卒業できたとのこと。そして、ついに社会人として歩み出すと書いてありました。本当にうれしくなり、すぐ電話してしまいました。Mさんに対して責任を果たせたように思えました。